症例5 上突咬合(軽度上の歯がでている)(20歳 女性)

上突咬合とは:
前歯が出ていることにより、唇(くちびる)が閉じにくくなり、口元ひいては顔全体の審美性を損ねます。
また、発音障害や前歯で物を噛み切れないないなどの機能的障害も引き起こします。さらに、歯が折れやすいなどの外傷のリスクも高まります。遺伝的要因と、指しゃぶりなどの後天的要因が絡み合い生じます。

口腔内正面

口腔内側面

顔面側貌(口唇部)

動画症例5
1.主訴:出っ歯
2.診断名:上突咬合、両突歯列、上下顎叢生歯列弓
3.年齢:20歳8カ月
4.治療に用いた装置:マルチブラケット装置
5.抜歯部位:上顎両側第一小臼歯,下顎両側第二小臼歯
6.治療期間:2年1か月
7. 治療費総額の目安:¥1,031,000〜¥1,117,000(税別)
8.一般的なリスク・副作用:初めて装置を装着した時やワイヤー調整後、個人差はありますが、違和感や咬むと痛みを感じることがあります。
矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。
歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
歯並びを整え、咬み合わせを改善するため、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
リテーナー(保定装置)を使わずに放っておくと、治療前の状態に後戻りすることがあります。
  個別リスク・副作用:上顎前歯の後退量が大きいので、上顎前歯の歯根吸収リスクが高くなります。
下顎歯列の叢生の改善に伴いブラックトライアングル(下部鼓形空隙)が生じることがあります。



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